[2012年7月7日]第5回東京CTテクノロジーセミナー

この度はたくさんのご参加、誠にありがとうございました。
287名の皆様にご参加いただきました。

 今回は埼玉CTテクノロジーセミナーとの合同開催ということもあり、基礎講演・一般演題・特別講演と非常に充実した内容で学術集会を行うことが出来ました。
 梁川先生は現在CTセミナーの企画運営に携わっており、CT画像の評価・計測方法をわかりやすく、また臨床にどう活かすかをご講演いただきました。
 宮下先生はご自身をマイノリティ(少数派)ユーザであるとおっしゃっていらっしゃいましたが、ご講演の随所に仕事に関する「こだわり」の大切さを訴えられていました。宮下先生の業績はこのこだわりあってこそのものと改めて感じました。
 市川先生は現在のCT画像の評価・計測のパイオニア的存在であります。実験前におけるシミュレーションの大切さや、研究に対するプロスペクティブな考え方、また、現在も研究中の逐次近似応用再構成におけるSNRを用いた新たな知見も披露していただき、非常に勉強になりました。
 最後にご講演いただきました先生方に、改めて御礼を申し上げます。

テーマ:「Evaluate~エビデンスのあるCT検査のために!~」
東京当番世話人:小林 隆幸(北里大学北里研究所病院)
埼玉当番世話人:富田 博信(済生会川口総合病院)
開催日時:2012年7月7日(土) 11:00 ~ 17:25
開催場所:サンシャインシティ コンベンションセンター 
      文化会館 3F 展示ホールC

【プログラム】
11:00~11:05 
開会の挨拶 
東京当番世話人 北里大学北里研究所病院 小林 隆幸

11:05~11:15 
製品説明 
TCTT学術集会共催メーカー:エーザイ株式会社

11:15~12:15 
基礎講演 
司会:順天堂大学医学部附属練馬病院 木暮陽介
「CT画像計測の意義-撮影プロトコール構築のプロセス」
千葉大学医学部附属病院 放射線部 梁川 範幸先生

14:15~13:45
ランチョンセミナー 
司会:東京女子医科大学東医療センター 田中  功
    慶應義塾大学病院 杉澤 浩一

<コーヒーブレイク: 15分>

14:00~15:00 
物理特性発表 
司会:東京慈恵会医科大学附属病院 庄司 友和
    さいたま市立病院 双木 邦博
1.「TestInjectionを用いた時間濃度曲線の推定-phantom study-」
埼玉医科大学総合医療センター 中央放射線部 中根 淳
2.「異なる管電圧における被写体物質のCT値の変化
   -Single Energy CTとDual Enargy CT-」
東京都保健医療公社豊島病院 放射線科 中原 晶子
3.「新型Detectorのポテンシャルをevaluateする!
   ~基礎特性の再考~」
済生会川口総合病院 診療放射線部 放射線技術科 城處 洋輔
4.「実効エネルギーの違いが被写体内の線量分布に及ぼす影響」
東京慈恵会医科大学附属病院 放射線部 塩月 翔子

<コーヒーブレイク: 15分>

15:15~16:15 
特別講演 
司会:済生会川口総合病院 富田 博信
「臨床現場の放射線技師は装置とどう向き合うべきか
  -マイノリティユーザーの立場から-」
医療法人耳鼻咽喉科麻生病院診療支援部部長 宮下 宗治 先生

16:15~17:15 
特別講演 
司会:北里大学北里研究所病院 小林 隆幸
「画質評価とシミュレーションから探るCTエビデンス」
金沢大学医薬保健研究域保健学系 教授 市川 勝弘 先生

17:15~17:20 
閉会の挨拶 
埼玉当番世話人:済生会川口総合病院 富田 博信

17:20~17:25  
TCTT学術集会共催メーカー挨拶 エーザイ株式会社