2023.2.13 『心臓CTによる虚血 / 心筋評価について学ぶ:撮影プロトコルから解析まで』

第141回 Tokyo CT Technology Seminar

【タイトル】心臓CTによる虚血 / 心筋評価について学ぶ:撮影プロトコルから解析まで

【開催日時】2023年2月13日(月)19 : 00 〜 20 : 00

【参加登録期間】2023年1月27日(金)〜 2月13日(月)18 : 59

【場所】Web開催(Zoom)

【講師1】19:00〜19:30
「FFRct解析~基礎から解析を成功させるために必要な撮影技術~」
鷲塚 冬記 先生

【講演内容】 2021年に公開されたAHA/ACC Guideline for the Evaluation and Diagnosis of Chest Painを受け、2022年JCSガイドラインフォーカスアップデート版 安定冠動脈疾患の診断と治療が公開された。両ガイドラインにおいて冠動脈CTはClass 1A、FFRCT解析についてもClass 2aとなり、冠動脈疾患(CAD)の診断と管理に冠動脈CT+FFRCTの組み合わせが大きなインパクトを与えた。また、2022年度診療報酬改定により施設基準が緩和されFFRCT解析可能な施設が大幅に増加したがFFRCT解析を成功させるためには冠動脈CTの質の担保が重要となる。本講義では、FFRCT解析の基礎、解析症例、解析を成功させるために必要な冠動脈CTの撮影技術等について解説する。FFRCT解析が出来ない施設においても冠動脈CTの撮影技術を見直す良い機会となることを期待する。

【講師2】19:30〜20:00
「心臓CTにおける心筋遅延造影~CE boostでコントラストの改善は可能か~」
長谷川 伸明 先生

【講演内容】心筋遅延造影は、心筋バイアビリティ評価や非虚血性心筋症の検出に有用とされている。また、高度大動脈弁狭窄症の患者でATTR型アミロイドーシスを合併するとの報告があり、予後予測の為に注目されている。心筋遅延造影はMRIによる評価がコールドスタンダードとなっており、CTはMRIの代替手段という位置づけである。その大きな原因は、CTによる心筋遅延造影はMRIと比較してコントラストが低いという点である。近年、Dual Energy CTを用いたコントラスト改善が報告され、CTによる心筋遅延造影の有用性が示されている。今回、サブトラクション技術を応用したCE boostを用いてコントラストの改善を試みた。Dual Energy CTが使用できない施設でも簡便にできる処理として提案したい。

【企画担当】 社会福祉法人三井記念病院 細田 直樹

【参加費】500 円

【定員】 90名  学生無料(社会人学生は対象外)

【申し込み】  2023年1月27日(金)〜 2月13日(月)18 : 59
https://app.payvent.net/embedded_forms/show/63b41ea80fc4841085b95f0e