第10回東京埼玉CTテクノロジーセミナー合同学術集会
この度は第10回東京埼玉CTテクノロジーセミナー合同学術集会に多くの方にご参加をいただきまして誠にありがとうございました。今回は埼玉CTテクノロジーセミナーと合同ということもあり、参加人数は過去最高の451名を記録し、ご参加いただきました皆様には、この場をお借りし御礼申し上げます。
今回は「救急を極める」というテーマにて企画いたしました。
フレッシャーズセミナーでは、救急カンファレンスの重要性について聖路加国際病院の宇内先生にご講演いただきました。また静岡がんセンターの瓜倉先生には短時間撮影に繋がるパラメータが画質に及ぼす影響について分かりやすくご講演いただきました。
またケーススタディでは東京と埼玉CTの実行委員から、救急でよく遭遇する疾患について、作成画像のポイントや撮影プロトコルについて詳細に報告していただきました。
メーカ報告では、各CT関連メーカ様より救急に活かせる最新技術を中心にご報告いただきました。
教育講演では「攻めて極める!救急CT ~情報収集スキル~」と題して名古屋第二赤十字病院 大保先生にCT検査の前に外傷の経緯、ラボデータ、ポータブル写真から沢山の情報を引き出すことの大切さをご講演いただきました。また倉敷中央病院の山本先生には「俺のQQCT! ~血管性病変を中心に~」と題して、CTAの撮影ポイントや経験談を中心に、良質な画像を得るための匠の技についてご講演いただきました。
特別講演では済生会横浜市東部病院の船曳先生より「診療放射線技師が握る 救急画像診断の質」というテーマでご講演をいただきました。CT検査を通じ、如何に早く次の治療方針を決めることができるか、我々の救急現場で立ち位置の重要性を中心に御講演頂き、救急現場でのチーム医療の大切さを強く感じることができました。
最後になりますが、今回ご講演いただきました先生方には改めて御礼を申し上げます。