Tokyo CT Technology Seminar

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[TCTT主催講義] RSNA2017報告会

東京都健康長寿医療センター 放射線診療科 鈴木 諭貴

 2018年1月24日(水)に第92回TCTT主催講義『RSNA2017報告会』が公益社団法人東京都診療放射線技師会研修センターにて開催されました。

 今回の講義では、2017年11月26日〜12月1日まで米国イリノイ州シカゴ市のマコーミックプレイスを会場に開催された第103回北米放射線学会(RSNA 2017)にて展示および発表を行った日本国内CT販売メーカー5社のご協力により、最新情報提供を行って頂きました。展示ブースの概要はもちろんのこと、RSNA2017にて発表された各社の最新機器報告やCT関連の研究発表に関してなど幅広く情報提供をして頂きました。

 日立製作所の村岡様からは、SCRNARIA EX Editionの新たに搭載されたShuttle Scanや起動同期の機能に関してなどの報告がありました。また、画像診断領域におけるAI技術の取り組みに関した内容では、Bigデータを有効活用した取り組みに関した報告をして頂きました。また、CT装置以外にも粒子線がん治療装置に関しても展示発表を行ったとのことでした。

 キヤノンメディカルシステムズの小谷野様からは、Aquilion PrecisionやAngioCTに関する報告がありました。特に、昨年のITEMで発表のあった超高精細CTであるAquilion Precisionは世界初公開の場となったとのことでした。また、ViTAL社のワークステーションに関しての報告もありました。CTだけではなく他のモダリティも活用した診断に有効な画像提供を行っていけるとのことでした。

 Philipsの草山様からは、IQon Elite Spectral CTや新たなSpectral画像解析に関する報告がありました。新たな画像解析のCalcium Suppressionは骨中のカルシウムを認識して抑制することで,カルシウム抜きの画像を表示することができ、骨挫傷などの診断に有効であるとのことでした。また、Electron Densityは、放射線治療に活用される電子密度画像の解析も可能となるとのことでした。

GEの中埜様からは、Revolution CTやRevolution Frontier、Cardio Grapheの3機種に関しての報告がありました。Revolution CTに搭載可能なGSI XtreamはDual Energy CTをルーチン検査にするための技術とのことでした。Cardio Grapheは、心臓専用のCT装置とのことで2つのX線管球を並べて配置するなど、とても興味深い装置でした。

Siemensの前田様からは、Dual Energy CTやCinematic VRTなどの報告がありました。特にDual Energy CTでは撮影時にエネルギーを選択できる点や画像提供方法の効率化などの報告がありました。Cinematic VRTは、従来のVRとは違いリアリティのある画像でより治療に有効活用できるのではないかと感じました。

 各社ともに一般演題として発表のあった内容に関しての報告もありました。装置の最新情報だけではなく、学会全般に渡る内容でRSNAに参加しているようなとても有意義な会でした。

 最後に、ご多忙の中、講師をしていただきました各社の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
(今回の内容には一部国内薬事未承認の内容が含まれております)


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