Tokyo CT Technology Seminar

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[TCTT主催講義] リフレッシャーズセミナー:知っておくと役立つ造影テクニックと被ばく管理

江戸川病院 佐藤英幸

 2017年6月3日(土)に江戸川病院にて第87回TCTTイベント「リフレッシャーズセミナー:知っておくと役立つ造影テクニックと被ばく管理」が開催された。
 
 今回のTCTTイベントはリフレッシャーズセミナーということもあり、CTの経験が浅い技師を主な対象とし、基礎的な内容から各施設にて活用できるような臨床中心とした内容であった。
 
 まず、当院の安藤から被ばく管理について講義しました。内容は、昨今の医療被ばくの現状やCTにおける被ばく指標として用いられているCT dose index (CTDI) やsize specific dose estimates (SSDE) について説明があり、現在活用されている被ばく低減技術として、CT auto exposure control (CT-AEC)、逐次近似(応用)再構成法の解説した,

また、diagnostic reference level (DRL) の説明と実際に当院が行っている被ばく管理の現状として、Dose Watch (GE Healthcare) を用いた線量管理について説明した。

Dose Watchは撮影データを一元管理することで患者個人の被ばくから各施設の被ばく線量を簡便に知ることができる線量管理ツールである。多くの件数を行っているCTの被ばくを管理するにはこのようなツールが有用だと話があった。

問題点としては、撮影プロトコルの使い方が人によって異なっては線量管理が杜撰 (ずさん) になってしまうため、撮影プロトコルの運用方法の徹底や周知に苦労されたとのことだった。

 続いて筆者から造影技術について臓器編と血管編に分けて講義させていただいた。

 CTでは造影剤を使うことで組織間のコントラストを強調し、診断に有用な画像を提供している。しかし、ただ造影剤を注入すればいいのではなく、各施設の基準に合わせた造影法で行う必要がありフォローアップなどを考慮すると統一した造影法が何より重要である。

 臓器編では、現在多くの施設で用いられている造影剤量の決定法である体重換算法について解説し、補足として除脂肪体重による規定などを解説した。

 血管編ではフラクショナルドーズの考え方や心機能と造影効果の関係、広い範囲を撮影してほしいという医師からのオーダーに対応するにはどのようなことに注意して検査を進めていくのがいいのかを解説した。

 今回はリフレッシャーズセミナーということもあり、多くの施設からの参加があり、若手も多く質疑に参加されていた。

 最後に今回のイベントにて講義していただいた安藤技師と会場設営に協力いただいた当院のスタッフに深く感謝致します。


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